動産評価の活用場面
M&Aにおける事業譲渡後の取得原価配賦（ＰＰＡ）のための時価評価
現行の財務会計においては、合併・買収を行なった場合、合併・買収によって取得した会社の資産・負債の全てを公正価値（時価）で評価し、自社の連結財務諸表に取り込むことが要求されています（PPA: Purchase Price Allocation）。
こうした財務報告目的で行う価値算定においては、株主をはじめとする様々なステークホルダーへの説明責任を担保するため、中立的・客観的な視点が必要になります。
わが国ではPPA＝無形固定資産の評価とされ、有形固定資産は時価評価を行うことなく、簿価でそのまま引き継いでいるケースが多く見られます。これでは適切な財務諸表を作成したとはいえず、株主等への説明責任を果たすこともできません。
M&Aにおける取得原価配賦の場面では、機械設備等の有形固定資産の時価評価を行ってください。また、その場合の評価は弊社にご相談ください。
